かばんには、トートバッグ・ショルダーバッグ・ハンドバッグ・クラッチバッグ・リュックサック・エコバッグ・ボストンバッグ・キャリーケースなど様々な形状・用途の製品があります。

アイテム詳細

下記の図は、一般的な構造のかばんとキャリーケース及びかばん類に多く使用されるスライドファスナの部位名になります。

    

 

求められる品質

日本国内にて販売されるかばんについては、一般消費者に製品の品質を正しく認識していただく必要があることから、「家庭用品品質表示法(雑貨工業品品質表示規程の「かばん」の定義に該当する製品)」や「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」、「各社規格」に基づき、表示を行う必要があります。
また、表示と合わせて製品検査や素材確認、性能評価を行うことで、その製品の品質を担保、維持することが可能となり、より良い製品を消費者に提供することができます。

さらに、納入先によっても求められる品質が異なることから、納入先独自の品質基準を満たしている必要もあります。
(納入先一例:GMS、百貨店、量販店、アパレルメーカーなど)

特にかばん類の場合は、荷物を入れて使用するため、荷重が加わっても破損しないための強度試験や使用時や保管時に服や荷物に色が移らないことを確認するための染色堅ろう度、また保冷性や保温性などの機能性の品質を確認することが多いです。

  

1.表示事項

以下、「家庭用品品質表示法(家表法)」、「不当景品類及び不当表示防止法
(景品表示法)」、「JIS規格や各社規格」に基づく表示事項が適性であること。

家庭用品品質表示法・雑貨工業品品質表示規程(かばん)
定義:牛革、馬革、豚革、羊革又はやぎ革を使用したものに限る(それらの革を使用した部分の外面積割合がかばん全体からみて60%未満の場合は除外される)。旅行かばん、事務用かばん、ランドセル等を指し、ハンドバッグ(女性用セカンドバッグ、トート型ハンドバッグ、ショルダー型ハンドバックを含む)、財布等の袋物は対象となっていない。

1)皮革の種類
2)手入れ方法及び保存方法
3)表示者名及び連絡先
4)原産国

2.製品検査

以下、製品としての性能を満たしていること。

1)外観・縫製
2)耐洗濯性(水洗い可能表示製品に適用)

3.素材確認

実際の製品に使用されている組成が、組成表示と適合していること。
(繊維や樹脂で製造されたかばん類の組成表示については、家庭用品品質表法・雑貨工業品品質表示規程に該当しないため、任意表示となります)

1)繊維鑑別
2)混用率
3)素材鑑別(皮革鑑別、樹脂鑑別など)

4.性能確認

各々用途に合わせて、生地や付属品が性能を満たしていること。

1)染色堅ろう度
2)物性
3)安全性
4)機能性

 

QTEC基準

QTECでは各アイテムに対して、独自に試験項目と基準値を設けております。
詳細はこちらからご確認ください。

※各納入先指定基準での試験・判定も行います

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かばん類の実施可能な試験

下記以外でも対応可能な試験がございますので、詳しくはお問い合わせください。

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