「抱っこひも」とは乳幼児を抱いたり、背負ったりした姿勢で使用者の身体に保持するための製品のことです。

昔ながらのおんぶひもや腰ベルトがついているもの、ヒップシートがついているものやスリングなど様々な形状の製品が流通しています。

QTECでは一般財団法人製品安全協会様が規定しているSG基準(CPSA0027)をもとに試験を実施しています。

求められる品質

1.外観及び製造

・バリや成型不良のないこと
・手足が挟まれるようなすき間がないこと
・着用試験で落下しないこと
・バックルを1つ外しても乳幼児が落下しないこと 
・肩帯の肩当て幅が〇mm以上であること
・首に巻き付くようなストラップ類がないこと

などの項目を主に確認します。

2.縫製

・ほつれやキズがないこと
・力のかかる部位に補強がされていること
・伸縮性のある部位は縫目が伸びに耐えられること
・バックルの抜け止め処理がされていること

などの項目を主に確認します。

3.強度

・各部位の引張強度が月齢毎の基準以上であること
・バックルなどは繰り返し引張試験で異常がないこと
・袋部に重りを繰り返し落下させた時に各部に異常がないこと

などの項目を主に確認します。

4.材料

・金属材料は防せい処理が施されていること
・繊維材料は有害な影響を与えないこと(遊離ホルムアルデヒドや蛍光増白剤の有無)
・合成樹脂パーツは食品衛生法に基づくおもちゃの規定に適合していること
などの項目を主に確認します。

などの項目を主に確認します。

5.付属品

・付属品は抱っこ紐の安全性を損なうものでないこと
・乳幼児の手の届く範囲にある付属品はねじり試験と引張試験によって外れないこと
・外れた場合は誤飲性確認シリンダに入り込まないこと

などの項目を主に確認します。

6.表示

・縫込み表示や取扱説明書に申請者、製造年月日、適用対象月齢、装着方法、使用上の注意などが適切に記載されていること

などの項目を主に確認します。

QTECは一般財団法人製品安全協会様より型式確認・ロット認証の委託検査機関として登録されています。
これから販売をご検討されている方やSGマークの取得をご希望されている方はQTECまでお問合せください。

QTEC基準

QTECでは各アイテムに対して、独自に試験項目と基準値を設けております。
詳細はこちらからご確認ください。

※各納入先指定基準での試験・判定も行います

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抱っこ紐の実施可能な試験

下記以外でも対応可能な試験がございますので、詳しくはお問い合わせください。