靴には、スニーカー・ブーツ・パンプス・ビジネスシューズ・サンダル・レインシューズなどデザインや用途に応じて様々な種類があります。
アイテム詳細
下記の図は、一般的な構造の靴の部位名になります。
求められる品質
日本国内にて販売される靴については、一般消費者に製品の品質を正しく認識していただく必要があることから、「家庭用品品質表示法(雑貨工業品品質表示規程の「靴」の定義に該当する製品)」や「不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)」、「JIS規格や各社規格」に基づき、表示を行う必要があります。
また、表示と合わせて製品検査や素材確認、性能評価を行うことで、その製品の品質を担保、維持することが可能となり、より良い製品を消費者に提供することができます。
さらに、納入先によっても求められる品質が異なることから、納入先独自の品質基準を満たしている必要もあります。
(納入先一例:GMS、百貨店、量販店、アパレルメーカーなど)
特に靴の場合は、使用時の負荷に対する強度試験や靴下や足などに色が移らないことを確認するための染色堅ろう度、また防水性や耐滑性などの機能性の品質を確認することが多いです。
1.表示事項 |
以下、「家庭用品品質表示法(家表法)」、「不当景品類及び不当表示防止法 家庭用品品質表示法・雑貨工業品品質表示規程(靴) 1)甲皮として使用する材料 |
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2.製品検査 |
以下、製品としての性能を満たしていること。 1)外観・縫製 |
3.素材確認 |
実際の製品に使用されている組成が、組成表示と適合していること。 1)繊維鑑別 |
4.性能確認 |
各々用途に合わせて、生地や付属品が性能を満たしていること。 1)染色堅ろう度 |
QTEC基準
QTECでは各アイテムに対して、独自に試験項目と基準値を設けております。
詳細はこちらからご確認ください。
靴類の実施可能な試験
下記以外でも対応可能な試験がございますので、詳しくはお問い合わせください。
- 雑貨品
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- 表底のはく離強度試験(JIS T 8101)
- ヒールの取付強度試験
- ヒールの衝撃強度試験
- バンドの引抜強さ
- 屈曲性(SATRA TM92, ISO 17707, ASTM D 1052準用)
- 防水性試験
- 屈曲防水性
- 耐滑試験(JIS T 8106準用)
- ホクシングテープのはく離強度(JIS S 5036-1992 準拠)
- ヒールパーツの耐衝撃性 ISO 19953
- ヒールパーツの耐疲労性(ISO19956)
- 耐摩耗性(ISO 20871、JIS K 6264-2 B法)
- 表底の耐油性(JIS T 8101、JIS K 6258 )
- 革の仕上げ膜の剥離強さ( ISO 11644)
- 塗膜の剥離強さ セロハンテープ法