概要
鞄は使用時には荷物が入った状態で、歩行などにより上下に振動が繰り返し加わります。鞄に強度が不足している部位がある場合、繰り返しの衝撃力によって、鞄が破損してしまうことがあります。
本試験は、鞄に錘を入れた状態で繰り返し自由落下させ宙づり状態とすることで、使用時の衝撃力に対する鞄の強度を確認する試験になります。また、高さ79cm・幅100cmのサイズまで試験可能です。
試験方法
鞄に10㎏の錘を入れ、自由落下させ宙吊り状態とする動作を100回繰り返し、外観の異常の有無を確認します。
- 鞄の中に10kgの錘を入れ、持ち手を試験機に取り付けます。
- 20cmの高さを自由落下させ宙づり状態にする動作を100回繰り返します。
- 試験機から鞄を取り外し、外観の異常の有無を確認します。
試験結果サンプル
下表は試験結果のサンプルです。
試験項目 | 試験結果 |
---|---|
落下衝撃強さ | 持ち手取付部の縫い糸に切断が認められる |
QTEC基準
下表は試験結果のサンプルです。
QTEC基準 | ||
---|---|---|
項目 | 試験方法 | 試験結果 |
落下衝撃強さ | 10kgの錘を入れ、20cmの高さを自由落下させ、宙吊り状態とする | 100回繰り返して異常のないこと |
その他特記事項
必要試料数:鞄1個