概要

雨の日に靴を履いていると徐々に雨が入り、靴の中が濡れてしまった経験のある方も多いと思います。
また、近年はキャンプ等で水に濡れる機会の多い靴やゲリラ豪雨のような大雨の際にも使用できるような、より防水性能の高い靴も増えています。
本試験は、靴を水中に浸漬させながら屈曲動作を加えることにより、実際の靴の使用状況に近い状態で靴の防水性能を確認することができます。

試験方法

靴を屈曲試験機に固定した後、水に浸漬させた状態で屈曲試験を行います。

  1. 試験機に靴のつま先と踵部分をそれぞれ固定します。
  2. 靴のフェザーライン(アッパーとソールのつり込み部分)まで水を入れ、靴を浸漬させます。

  3. 靴を水に浸漬させた状態で一定回数(最大50万回)屈曲させます。
  4. 靴内部の浸水の有無を確認します。

試験結果サンプル

試験項目 試験結果
屈曲防水性 屈曲回数5万回後:靴内部に浸水が認められる※

※靴内部に浸水が認められた場合、どの部位から浸水したかを確認することも可能です。

その他特記事項

必要試料数:片足

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