概要
近年は雨の日以外にも日光や紫外線が直接肌に当たらないように傘を使用する機会が増えています。
「開く⇔閉じる」操作は傘の基本性能のため、この操作により容易に傘が壊れてしまう場合は、初期欠陥である可能性があります。
本試験は、一定の速さで繰り返し傘の開閉操作を行うことにより、傘が破損しないことを確認する試験になります。
試験方法
傘の開閉操作を100回繰り返した後、異常の有無を確認します。
- 傘の止めひもを外した状態で傘を開く・閉じるの開閉動作を1回とします。
- 5回/分の速さで100回繰り返し開閉操作を行います。
また折りたたみ傘の開閉操作については、中棒の伸び縮み及び親骨と先骨の折り曲げを含みます。 - 傘の各部の破損の有無を確認し、開閉操作がスムーズに行えることを確認します。
下表は試験結果のサンプルです。
試験項目 | 試験結果 |
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操作性 | 異常なし |
QTEC基準
下表はQTEC基準です。
QTEC基準 | |
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項目 | 基準値 |
操作性 | 各部に亀裂、破損、変形がないこと。 スムーズに動くこと。 |
その他特記事項
必要試料数:傘1本