概要
折りたたみ傘は縮めていた中棒を伸ばして使用します。中棒を引っ張る動作に対して接合部の強度が不足していると、折りたたみ傘を伸ばす際の力によって、中棒が抜けてしまう可能性があります。
本試験は折りたたみ傘の中棒を伸ばした状態で荷重を一定時間加えることで、中棒が抜けないことを確認する試験になります。
試験方法
折りたたみ傘の中棒を伸ばした状態で中棒接合部の抜け方向に350Nの静荷重を加え、1分間保持した後、外観を確認します。
- 折りたたみ傘の中棒を伸ばした状態で引張試験機の下のつかみで手元部分を上のつかみで中棒の先端部分を固定します。
- 引張試験機で350Nの荷重を加えた状態で1分間保持します。
- 中棒を試験機から取り外し、接合部の異常の有無を確認します。
試験結果サンプル
下表は試験結果のサンプルです。
試験項目 | 試験結果 |
---|---|
中棒の引張強さ | 300Nで中棒の抜けが認められる |
QTEC基準
下表はQTEC基準です。
QTEC基準 | ||
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項目 | 試験方法 | 基準値 |
中棒の引張強さ | 中棒接合部の抜け方向に350Nの静荷重を1分間保持 | 中棒接合部に緩み、抜けのないこと |
その他特記事項
必要試料数:折りたたみ傘1本