概要
歩行などの着用の繰り返しなどでヒールや取付部に力が加わります。
ヒールの取付強度が不足していると、ヒールが容易に取れたりしてしまい、歩行中の事故を引き起こす可能性があります。
そのため、歩行時に耐え得る強度を有しているかを確認するために、ヒール取付部をはく離する方向に引っ張り、ヒールが破損するときの強度を確認する試験が「ヒールの取付強度試験」です。
試験方法
- 引張試験機の上部治具に甲材のつま先部分に取り付け、下部治具にヒールの先端から10mmの位置で取り付けます。
- 上下に引張速度100mm/minの速度で引っ張ります。
- ヒールが破損した時の強度を測定します。
試験結果サンプル
下表は試験結果のサンプルです。
試験項目 | 試験結果 |
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ヒールの取付強度 (単位:N) |
576 |
QTEC基準
下表はQTEC基準です。
QTEC基準 | |
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試験項目 | 基準値 |
ヒールの取付強度 (単位:N) |
300N以上 |
その他特記事項
必要試料は、片足になります。