抗ウイルス性(繊維製品、液剤など)

インフルエンザウイルスやノロウイルス等への消費者の関心は高く、快適・清潔な生活を求め、繊維製品をはじめ、幅広い分野で抗ウイルス製品の需要が拡大しています。
このような背景のもと、QTECは、「経済産業省 平成23~25年度 国際標準共同研究開発事業:繊維製品の抗ウイルス性試験方法に関する標準化(ISO化事業)」において、繊維製品の抗ウイルス性試験方法の研究開発を行ってきました。
また、ISO/TC38/WG23 Expert として国際会議に参加し、ISO制定に向け活動してきました。そして、2014年9月1日付で繊維製品の抗ウイルス性試験方法 (ISO18184 Textiles-Determination of antiviral activity of textile products) が発行されました。

抗ウイルス性試験

インフルエンザウイルスやノロウイルス等への消費者の関心は高く、快適・清潔な生活を求め、繊維製品をはじめ、幅広い分野で抗ウイルス製品の需要が拡大しています。
このような背景のもと、QTECは、「経済産業省 平成23~25年度 国際標準共同研究開発事業:繊維製品の抗ウイルス性試験方法に関する標準化(ISO化事業)」において、繊維製品の抗ウイルス性試験方法の研究開発を行ってきました。
また、ISO/TC38/WG23 Expert として国際会議に参加し、ISO制定に向け活動してきました。そして、2014年9月1日付で繊維製品の抗ウイルス性試験方法 (ISO18184 Textiles-Determination of antiviral activity of textile products) が発行されました。

QTECでは、繊維製品の抗ウイルス性試験(ISO18184)をはじめ、各種ウイルス関連試験を実施しております。

繊維製品の抗ウイルス性試験

試験方法:ISO18184「Textiles-Determination of antiviral activity of textile products」
対象製品:繊維製品
試験対象ウイルス エンベロープ 備考
A型インフルエンザウイルス  有 H3N2又はH1N1
ネコカリシウイルス(F-9)  無 ノロウイルスの代替ウイルス

加工の種類と試験対象菌種

試験ウイルス液を試料に接種する
① 試験ウイルス液を試料に接種する
試験菌液を試料に接種する
② 25℃で2時間作用させる
試験菌液を試料に接種する
③ 洗い出し液を加え繊維上からウイルスを洗い出す
試験菌液を試料に接種する
④ ウイルスを宿主細胞に感染させて、ウイルス感染価を測定する

<ウイルス感染価の測定方法>
1)プラーク測定法

プラーク数をカウントし、ウイルス感染価(PFU/sample)を測定します。

*プラーク(左写真の白い斑点部分):
ウイルスが感染したことにより、細胞が変性している部分) 

 2)50% 組織培養感染量(TCID50)測定法

 

ウイルスの感染によって生じる培養細胞の形態的変化を顕微鏡下で観察し、ウイルス感染価(TCID50/sample)を測定します。

【抗ウイルス活性値の計算】

抗ウイルス活性値 Mv =lg(Vb)-lg(Vc)
lg(Vb):標準布の2時間放置後の3検体のウイルス感染価の常用対数値の平均値
lg(Vc):加工試料の2時間放置後の3検体のウイルス感染価の常用対数値の平均値

〇ウイルス関連試験

液剤や工業製品など、繊維製品以外の検体に対するウイルス試験を実施しています。

検体に合わせた試験方法をご相談の上、試験を実施させていただきますので、お気軽にお問い合わせください

抗ウイルス性(繊維製品、液剤など)についてのお問い合わせ

(お問い合わせはこちら

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