酸化防止剤
従来から包装された衣料品の黄変事故(白い生地が黄色く変色する)事例が見られます。
このような黄変の原因として、酸化防止剤の使用が考えられます。特に、プラスチック製品に含まれているBHTはプラスチックから蒸散し、繊維製品に付着し酸化窒素ガスと化合することにより黄変の物質となります。
BHTに起因する黄変を防止するためには、生地を酸性にするなど対処療法的な手段が取られることがあります。しかし、BHTの含まれていない包装資材を用いる等BHTを排除することが効果的な解決方法となります。
QTECでは、ポリ袋など包装資材や樹脂ハンガー他樹脂素材に含まれる酸化防止剤の含有量測定を行っています。
