ホットプレッシング堅ろう度（JIS L 0850）

概要

ホットプレッシング堅ろう度試験では、縫製工場で使用されるプレス機や、家庭内で使用されるアイロン等で変色や色移りが起きないかを評価します。

ホットプレッシングには、プレス機のような乾熱試験機を用いるA法と、家庭用電気アイロンを用いるB法の2種類があります。

それぞれに対して試験条件が、乾燥試験と湿潤試験があります。
また、温度設定が1～3号まであります。
主に、B法（電気アイロン法）の湿潤弱が用いられます。

 

 　　

 

　　

 

試験方法

B法（電気アイロン法）湿潤弱

1. 100㎜×40㎜の試験片を採取します。
2. ホットプレス台の上に、乾燥した試験片を置き、その上に湿潤した白綿布を載せます。
3. 指定の温度に加熱した電気アイロンを底面の中央部が接するように置き、試験片に2.5±0.5kPaの圧力を15秒間加えます。
4. 試験片及び白綿布を取り出して自然乾燥させ、グレースケールで判定します。

試験結果サンプル

下表は試験結果のサンプルです。

QTEC基準

下表はＱＴＥＣ基準（抜粋）です。

その他特記事項

必要試料サイズ：10㎝×10㎝