概要
洗浄不良などで不衛生な原料は生菌数も多くなるという理由から、衛生性を評価する指標の一つとして、羽毛原料に存在する生菌数を測定しています。
試験方法
日本羽毛製品協同組合(日羽協)が定めた試験方法JDFA-SH001を引用しています。
- 滅菌したバイアル瓶に、試験試料を入れます。
- 不活化剤を加え、菌を洗い出します。
- 寒天培地と混和し、培養します。
- コロニー数を数え、生菌数を測定します。
※コロニー:培養細胞が固形培地上で増殖してできる可視的な集塊
試験結果サンプル
下表は試験結果のサンプルです。
試験項目 | 試験方法 | 試験結果 |
---|---|---|
一般生菌数 | JDFA SH‐001 | 9.4×103 CFU/g |
※CFU:コロニー形成単位
QTEC基準
QTEC基準に設定はありません。比較試験を実施して品質管理を行う事が一般的です。
その他特記事項
- 必要試料量
試験に必要な試料量は羽毛原料で1g以上が必要です。製品の場合では、前述の原料量が採取できるように提出してください。