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基準書作成サポート

基準書作成サポートとは

商品の生産管理において、QCD(Quality「品質」・Cost「コスト」・Delivery「納期」)のバランスが非常に重要と言われます。
 この中でも特に品質が重要です。もし、品質の悪い商品を販売した場合、消費者クレームに繋がり、最悪の場合は商品の回収、販売機会の消失、並びに企業イメージの低下など、大きな損害が発生してしまうことになります。このような事態を引き起こさないように、商品の製造において品質管理が必須です。この品質管理において重要な要素が「品質基準書」の作成です。

では、品質基準書とはどのようにして作成すればよいのでしょうか?
いざ、基準書を作成しようとしても、
 ・基準書って、どういう構成で作るもの?
 ・基準書には何をどこまで盛り込めばいいの?
 ・試験方法を記す日本産業規格(JIS)の詳細を記すのって・・・難しい。
 ・基準値の設定はどうしたらいいの?
 ・異色濃淡ってどんな意味?

など、たくさんの「?」と向き合うことになると思います。そのような戸惑いを抱いたら、日頃から様々な品質基準書や、家庭用品品質表示法、日本産業規格(JIS)に慣れ親しんでいるQTECにお声がけください。多数の基準書作成実績を活かして品質基準書作りをサポート致します。
 品質基準は、適切な品質管理をスタートさせるために必要なマニュアルです。
ただし、マニュアルが出来てもしっかりと運用が出来なければ、品質は良くなりません。
 企業の品質管理に携わっている方々には、出来た基準書を生産に携わる関係者の隅々に浸透させる大切なミッションが待っています。その前段階である品質基準書作りのサポートは専門業者である我々QTECをご活用ください。

サポートの目的

 昨今、品質に対しての消費者の関心が高まっている中、品質基準の作成(=品質管理の見える化)の重要性は大きくなっています。また、基準書を作成することで社内、関係者に品質に対する共通の認識が生まれ、その結果として、一時的でなく、継続して一定の品質を守ることが出来ると考えております。また、品質基準の運用を徹底し、不良品を市場に出さないことは、納入先や、消費者の信頼につながると共に、サステナブルの観点からも有効だと考えております。
 日本の品質の良さは、細やかな品質管理によるものです。その品質管理の中核を担う、
品質基準書作成をサポートさせていただくことで、皆様のお役に立ちたいと考えております。

基準書作成サポートの流れ

<ヒアリング>
 品質基準は、各社使用用途、考え方が様々ですので、最初にどのような目的で基準書を必要としているかをお伺い致します。

<基準書作成>
 目的に合わせて柔軟に基準書作成をサポート致します。コンパクトに数枚で作成する基準書、資材、アイテム別の基準書などにも対応致します。また、既に運用中の品質基準書の目的に合わせた改定のサポートも可能ですので、お気軽にご相談ください。

その他特記事項

一般的な基準書は下記の構成例

  1. 製品性能
    a)表示確認(組成・取扱・サイズ・原産国が正しく表記されているか確認する項目)
    b)製品試験(提出された製品の表示・外観・縫製など確認する項目)
    c)耐洗濯性(洗濯をした後の外観、色の変化、寸法変化、繰返し洗濯によるプリント変化などを確認する項目)
  2. 素材性能
    a)染色堅牢度(耐光・洗濯・汗・摩擦・ドライクリーニング・水など染色に対する抵抗性を見る項目)
    b) 物性(引張・引裂・破裂・滑脱・など生地の強さを測定する項目やスナッグ・ピリング・寸法変化など外観の変化を確認する項目)
    c) 機能性(抗菌防臭・吸水速乾・接触冷感・保温性・はっ水など付加価値を測定する項目)
    d) 安全性(ホルムアルデヒド・特定芳香族アミンなどの規制物質を測定する試験)
    e) 混用率(何の繊維で構成しているかを調べる試験)