Test

開孔径(ASTM D 4751)

概要

織地や不織布の開孔径を測定する試験です。
あらかじめ、粒径が既知のガラスビーズを用意し、最初に小さな粒径のガラスビーズをサンプルの上にのせて一定時間振動させた後、サンプルを通過したガラスビーズの質量を求めます。次に大きな粒径のビーズを用いて同様の操作を行い、徐々に粒径を大きくして試料がガラスビーズで目詰まりするまで同様の操作を繰り返します。これら通過質量と粒径をプロットして粒径加積曲線を作成し、開孔径を求めます。

試験方法

  1. 300mm×300mmの正方形のサンプルを複数枚採取します。
  2. 採取したサンプルを試験治具にセットします。
  3. ガラスビーズを一定量取り、質量を測定します。
  4. 質量を測定したガラスビーズをサンプルの上にのせて、試験機を作動させます。
  5. 所定時間経過後サンプルを通過したガラスビーズの質量を測定し、次に大きな粒径のガラスビーズを用いて345の操作を繰り返します。
  6. これら通過質量と粒径をプロットして粒径加積曲線を作成し、通過質量百分率5%時のガラスビーズの粒径を開孔径とします。

    ガラスビーズは最小44.0μm、最大1397μmとなります。

試験結果サンプル

試験項目 単位 試験結果
開孔径(O95 μm 100

各大きさのガラスビーズごとにグラフにプロットをして通過質量百分率5%時の結果を開孔径の試験結果とします。

その他特記事項

開孔径では、乾燥状態で試験を実施する「乾式条件」と試験中に常時流水をしながら試験を実施する「湿式条件」の2つの条件で試験が可能です。
試験条件は乾式が10分に対して、湿式では24時間となっております。

必要試料サイズ:30cm×30cm(最低でも5枚以上)

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