Test

引張強さ(JIS L 1908、JIS K 6251、JIS B 8818)

概要

物理的な性能の基本となる素材や製品の強度を調べる試験です。
引張強さは対象アイテムの素材や用途によって試験方法が異なりますが、QTECでは代表的な下記記載のJIS番号に加えて様々なアイテムに対し試験を実施することが可能です。

  • JIS L 1908(ジオテキスタイル試験方法)
  • JIS K 6251(加硫ゴム及び熱可塑性ゴムー引張特性の求め方)
  • JIS B 8818(ベルトスリング)

試験方法

  1. JIS L 1908(ジオテキスタイル試験方法)
    1)50mm×200mmの試験片を「たて・よこ」それぞれ5枚ずつ採取します。
    2)つかみ間隔が100mmになるように試験片を試験機に取り付けます。
    3)引張速度が20mm/minになるように試験機を設定し作動させます。
    4)試験片が破断するまでの最大強度を測定します。

  2. JIS K 6251(加硫ゴム及び熱可塑性ゴムー引張特性の求め方)
    1)ダンベル状の試験片を「たて・よこ」それぞれ3枚ずつ裁断機を使用して採取します。
    2)試験片にたるみができないように試験機に取り付けます。
    3)引張速度が500mm/minになるように試験機を設定し作動させます。
    4)試験片が破断するまでの最大強度を測定します。

  3. JIS B 8818(ベルトスリング)
    1)製品状態のベルトスリングの両端にピンを挿しプルーフロードまで荷重をかけ、本体、縫製部及びアイに異常がないことを確認します。
    2)一度除荷した後、破断まで荷重をかけ最大強度を測定します。

試験結果サンプル

試験項目 単位 試験結果 JIS番号
引張強さ N/5cm 100 JIS L 1908
N/mm2 100 JIS K 6251
kN 100 JIS B 8818

その他特記事項

上記は基本的にサンプルが乾燥状態での試験を想定していますが、湿潤状態や薬剤浸漬、耐熱・耐寒・耐候性等、劣化処理後の残存強度測定にも対応可能です。
また、QTECでは、最大30t(300kN)まで測定可能な試験機を設置しているため幅広いアイテムに対して試験を行うことが可能です。

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