
SEKマーク取得の抗ウイルス性試験のご案内
平成27年4月1日より、一般社団法人繊維評価技術協議会により繊維製品の抗ウイルス加工マーク(SEKマーク)の認証が開始されました。QTECでは指定試験機関として、マーク取得の抗ウイルス性試験を実施しております。
QTECは「経済産業省 平成23~25年度 国際標準共同研究開発事業:繊維製品の抗ウイルス性試験方法に関する標準化(ISO化事業)」において、一般社団法人繊維評価技術協議会及びNPO法人バイオメディカルサイエンス研究会と共同で抗ウイルス性試験方法を開発しました。本方法は2014年9月1日に繊維製品の抗ウイルス性試験方法(ISO18184 Textiles-Determination of antiviral activity of textile products)として発行され、抗ウイルス加工マーク取得のための抗ウイルス性試験に採用されております。
試験方法及び評価基準
繊維製品の抗ウイルス性試験方法
ISO18184「Textiles-Determination of antiviral activity of textile products」
試験対象ウイルス | ウイルス株の保存番号 | 備考 |
A型インフルエンザウイルス(H3N2) | ATCC VR-1679 | エンベロープ有 |
ネコカリシウイルス(F-9) | ATCC VR-782 | エンベロープ無 |
ウイルス感染価の測定方法
プラーク法
評価基準
抗ウイルス活性値 Mv = lg(Vb) - lg(Vc) ≧ 3.0
lg(Vb):標準布の2時間放置後の3検体のウイルス感染価の常用対数値の平均値
lg(Vc):加工試料の2時間放置後の3検体のウイルス感染価の常用対数値の平均値
QTECではSEKマーク取得のための繊維製品の抗ウイルス性試験方法(ISO18184)の他、液剤や工業製品など、繊維製品以外の検体に対するウイルス試験も実施しています。検体に合わせた試験方法をご相談の上、試験を実施させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先