2024.04.16
お知らせ
QTECでは走査型電子顕微鏡を使った微生物・ウイルスの可視化を行っております。電子顕微鏡による繊維表面や断面の観察はこれまでにも行っておりましたが、高機能な電子顕微鏡の導入と特殊な技術をもった専門家を配置し、ウイルスや細菌表面の構造を観察できる体制を整えました。
そのため、抗ウイルス剤や抗菌剤など薬剤の効果を直接ウイルスや細菌を観察することにより、その形態変化からも評価することができます。
(例えば、薬剤により、実際にウイルスや菌が損傷し、ダメージを与えている写真なども撮影することができます)
高機能な電子顕微鏡を導入しただけでは、多くの水分を含む微生物やウイルスを容易に撮影することはできないため (※)、特殊な前処理技術などが必要となります。ここまで構造を壊さず綺麗に撮影できる技術は国内でも秀でていますので、是非ご活用ください。
(※)観察に高真空を必要とする電子顕微鏡ですので、水分があるとサンプルの変形や装置の性能を妨げる原因になります。
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<本件に関するお問い合わせ先>
一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター(QTEC)
部署名:神戸試験センター
担当:山口、西田
TEL:078‐351‐1891 E-mail:biseibutsu@qtec.or.jp