2021.06.21
規格・規制
試験の目的
店頭にならぶ夏物⾐料の多くは暑さ対策として、冷感系の素材を使ったものが数多く販売されていますが、どんな仕組みなのでしょうか?
その多くは接触冷感など、⾐服に素早く熱が吸収されることで冷たさを感じるものと、気化熱により着用時に涼しさを感じるものです。
気化熱を利用した商品では濡らして使用する冷感タオルなどが一般的です。また、最近では電動ファン付きの⾐料品(空調服)が販売されていますが、これは、外気を⾐服内に取り込み、汗を素早く乾燥させ気化熱による冷却効果を促進する製品です。
このように気化熱冷却性を利用した製品の認知度が⾼まってきていますが、どれだけの時間冷却効果が保たれるのか?どの程度温度が低下するのか?を確認する試験方法が今までありませんでした。
そこで、QTECでは水分が気化することにより放熱する効果を、
経過観測する「涼感性/気化熱冷却性」
試験をご提案します
試験方法
1.試験方法
(1)生地に温度センサーを取り付けた試料を、温湿度を一定に調整した恒温恒湿機内にセット(温湿度は自由に設定可能)
(2)セットした生地に設定温度と同じ温度の水を滴下
(3)水滴下直前から水が乾燥するまで温度を計測
2.試験結果
(1)1分間隔での温度データ
(2)経過時間と温度についてのグラフを提出
試験状況
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または、最寄りのQTECでもご依頼・ご相談を承っております。
< お問合せ先>
一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC) 東京試験センター
〒108-0023 東京都港区芝浦3-13-16
担当者&メールアドレス: 竹内<d-takeuchi@qtec.or.jp>
TEL:03-5439-8022(代表)