2025.02.19
お知らせ
一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター(QTEC)(以下、当財団)は、当財団が加盟するジャパンサステナブルファッションアライアンス(以下、JSFA)が公表した「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量の算定方法基本ガイドラインに関する業種別解説(ファッション産業)② 温室効果ガス削減の考え方と概算方法」(以下、本解説)の策定に参画いたしました。
本解説は、環境省の「令和6年度バリューチェーン全体での脱炭素化推進モデル事業」の支援を受け、JSFAが一般社団法人 日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)、共同組合関西ファッション連合(KanFA)と連携して策定したものです。当財団はJSFAの加盟企業として、他の加盟各社と共に本解説の策定に携わりました。令和5年度にJAFICとJSFAが連携し、環境省の支援を受けて作成した「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量の算定方法基本ガイドラインに関する業種別解説(ファッション産業)」の内容から一歩進んで、削減に向けた考え方と削減量および削減率の概算方法をまとめています。
各社ができるだけ負担なく削減に着手できるよう考慮して作成しました。
令和5年度発行の解説および本解説の活用により、温室効果ガス排出量の算定あるいは削減に未着手の企業の取り組みが進むことが見込まれます。そして、脱炭素型素材の開発などバリューチェーン全体での脱炭素化が促進され、ファッション産業全体にその効果が広がることが期待されます。
●ダウンロードサイト・URLのご案内
本解説はJSFAのウェブサイトにて公開されており、ダウンロードフォームに必要事項を記載いただくことで、ダウンロードが可能です。
当財団は今後も、持続可能な社会の実現に向けて、環境負荷低減の取り組みを積極的に推進してまいります。
なお、当財団の環境活動について詳しくは サステナブル | 品質試験・検査ならQTEC をご覧ください。
●ジャパンサステナブルファッションアライアンス(JSFA)のご紹介
「適量生産・適量購入・循環利用によるファッションロス・ゼロ」と「2050年カーボンニュートラル」をビジョンに掲げ、サステナブルなファッション産業への移行を推進することを目的として2021年8月に設立した企業連携プラットフォームです。
会員企業は、ファッション産業が自然環境および社会に与える影響を把握し、共通課題について共同で解決策を導き出します。そして解決にあたり必要な政策提言を実行するほか、生活者と双方向のコミュニケーションを図りながら、サステナブルなファッション産業の実現に向けて協働します。
正会員24社、賛助会員44社が加盟(2025年1月現在)。