NEWS

日本繊維製品消費科学会・年次大会 出展報告

2026.06.30

お知らせ

お知らせ一覧はこちら

QTECは、2026年6月27日(土)~6月28日(日)の2日間、京都女子大学で開催された日本繊維製品消費科学会・年次大会に「PCMを使ったテキスタイルの温度緩衝機能評価方法」というテーマでポスター発表を行いました。

PCM(Phase-Change Material:相変化材料)は、固体と液体の相変化に伴って潜熱を吸収・放出することで、周囲の温度変動を緩和する機能性材料です。近年では、衣料用途をはじめスポーツウェアや寝装品など、繊維製品への応用が広がっています。

一方で、PCMを含有した繊維製品が有する「温度緩衝機能」を適切に評価するための標準的な試験方法は十分に確立されていませんでした。今回の発表では、QTECが独自に開発したPCM含有繊維の温度緩衝機能評価方法について紹介し、その試験方法の有効性や評価結果の再現性について報告しました。本評価方法は、PCMの特性をテキスタイルレベルで客観的に評価することを可能とし、今後の機能性繊維製品の開発や品質保証に貢献することが期待されます。

当日は、多くの研究者、企業関係者、学生の皆さまにポスターをご覧いただき、活発な意見交換を行うことができました。ご来場いただいた皆さまからは、試験方法の実用性や今後の標準化への期待など、多くの貴重なご意見・ご評価をいただきました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。

QTECでは、機能性素材・製品に対する評価ニーズの高まりに対応し、産業界や学術界と連携しながら、新たな試験方法の開発と評価技術の高度化に取り組んでいます。
今回発表したPCM評価技術についても、さらなる検証と改良を進め、業界における共通評価基盤の構築に貢献してまいります。

 
                                                      ポスター発表の来訪者に説明を行うQTEC職員と参加メンバー

当日展示した資料は、以下からご確認いただけます。
PCMを使ったテキスタイルの温度緩衝機能評価方法

これからもQTECは、品質評価機関として公平・中立な立場から、繊維業界の技術発展と製品価値の向上に寄与できる試験・評価サービスの提供を目指してまいります。