Test

ホクシングテープのはく離強度(JIS S 5036-1992 準拠)

概要

歩行などの着用の繰り返しなどによりホクシングテープ※が剥がれたことはありませんか?
ホクシングテープの接着強度が不足していると、ホクシングテープが容易に取れたりしてしまい、歩行中の事故を引き起こす可能性があります
そのため、歩行時に耐え得る強度を有しているかを確認するために、ホクシングテープと本体接着強度を確認する「ホクシングテープのはく離強度」の試験を行います。

※ホクシングテープとは
甲材と表底とを接着させる役割のある外周に巻かれたテープのことです。

試験方法

  1. 製品のホクシングテープ部分から、下記大きさの試料を採取します。

  2. はく離幅10±0.5mmでカミソリなどの鋭利なもので切込みを入れ、一旦(約25mm)を手で約25mm剝がしておきます。
  3. 試験片のA片(布地側)、B片(テープ側)をほぼ180度の角度になるようにそれぞれ引張試験機に取り付けます。
  4. 50mm以上はく離させた時の、はく離強度の平均値を求めます。

試験結果サンプル

試験項目 試験方法 試験結果
ホクシングテープの接着強度 JIS S 5036:1992 15.1 N/cm

評価の目安としては15N以上(業界基準)となります。

その他特記事項

必要試料:靴片足

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